上の写真が世界標準の縄ばしご法です。シャントの穿刺か脳部位全体を使い、毎回5ミリ程度ずつずらしてゆきます。穿刺範囲は最低8センチは確保しなくてはいけませんが、それでは短く、皮膚と血管の荒廃が進みます。出来れば15センチに分散して穿刺する方が無理がないことがわかります。この方法は最高にいたいので患者さんには嫌がられますが、狭い範囲をどんどん背にするとこぶやくびれを作りやすいです。

上の写真は他院での症例で、フタコブ法穿刺の悪い例です。狭い領域を刺していると皮膚が薄くなり、白くなって膨らみます。テカリが出てくると末期状態でそこに穿刺していると破裂の危険性すらあります。これは非常に良くない穿刺方法で半世紀前の論文でも禁止するべき方法とされています。臨床の現場では、同じようなところに刺していると痛みが少なくなり穿刺の失敗も減るのでついつい行ってしまうことがあります。
それでは、東神クリニックで行っているボタンホール法ではどのような状態になるのでしょうか。これ以下はボタンホール法でのシャントの変形をご紹介します。

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